伊那坂下教会CSだより 10月

いちょうの葉がようやく色づき始めました。今年は森のくまさん達はえさを求めて、随分私たちの近くに来やすくなっているようです。本来なら、森でお腹いっぱいに食べて冬眠してもらう時期ですが・・秋の恵みが必要なところに届けられましように。

2025年10月26日教会学校礼拝 学び続けること(使徒言行録17:11)

「ここのユダヤ人たちは、 テサロニケのユダヤ人よりも素直で、非常に熱心に御言葉を受け入れ、そのとおりかどうか、 毎日、 聖書を調べていた。」

テサロニケと言う町において、出会ったユダヤ人たちが、 テサロニケのユダヤ 人たちよりも、素直で、非常に熱心に御言葉を受け入れ、「そのとおりかどうか、 毎日、聖書を調べていた」 と、 聖書は記しています。 ここで、「そのとおりかどうか」 という言葉は、本当か嘘か、という意味では なくて、聖書に書かれていることは、本当だ!神さまが約束された、 神の言葉は、 本当だ!だからこそ、そのとおりかどうか、調べているんです。 というのは、「そ の通りかどうか」という言葉は、 ギリシャ語で希求法という、 非常に珍しい使われ方をしているからです。 この希求法とは、必ずそうなる、 必ず、 その通りであ る、 必ずその通りになると言う意味なんです。 つまり、聖書の書かれている言葉、 聖書の御言葉、 神さまの言葉は、本当かウソかということではなくて、 神さまの 言葉は、本当にその通りである、 必ずその通りになるということなんです。だか ら、彼らは、聖書を毎日、 調べていたと言うことに繋がっていくんです。 聖書を調べること、それは聖書を学ぶということでもありますが、 そのことで 今でもよく覚えているのは、教会の牧師になるための勉強をする神学校でのこ とです。 神学校ではどんな勉強をするのかというと、いろいろありますが、 その 中の1つには、新約聖書のもともとの言葉であるギリシャ語を教えてくださっ た先生がいました。 その先生は、それはそれは厳しい先生で、 毎回の授業の時に ギリシャ語をちゃんと覚えているか?どうかのテストが、毎回ありました。 ギリ シャ語の授業は、最初はさっぱりわかりませんでした。 何が書いてあるのか? 分からなかったので、えらいところに来てしまった~と本当に思いました。 そう思 いながらも、テストで先生に間違ったことを言ってしまいますと、「何!」 「何を 言っておるんじゃ!」 と、 烈火のごとくお叱りが、降ってきました。 そのために 神学校に入ったばかりの1学期は、ギリシャ語の授業となると、 また叱られると 緊張しながらでしたが、 そこまで教えてくださった先生が、ある時、こう教えて 下さったのでした。 「新約聖書から説教 神さまの言葉を語る時には、必ず毎回 ギリシャ語の原典を調べなさい! ギリシャ語の意味を、 辞書を引きながら、調べ て行くと、聖書がどれほど豊かなものであるかが分かる! 卒業してからが、 本当 「の勉強だ!」と。今でも心に残っています。

 

卒業してからが、本当の勉強・・ここにあるのは、2023年に神学専門 修士号を頂いた論文です。完成するまでに17年かかりました。 ホントはもっと 早くにと思っていましたが、教会のお仕事が急に忙しくなって、3つの教会の担当になったり聖書を学ぶ学校で教えるようになったり、大学で教えてほしいと いうことで、そういう時間が取れなくなりました。それで10年以上ストップしていましたが、2020年のコロナになった時に、もう一度やってみようと思っ で、ノルウェーとスカイプでつないで、ノルウェーのスタバンゲルという大学で 教えておられる先生から、指導いただいて、やっと出来上がった時に、もうこれ でおしまい!と思いました。ところが、140年のお祝いの会の時から、 140年前の教会ではどんなことがあったのかということを、調べていくうちに、これ 日本における教会の歴史の中で、ものすごく大切なものだということを感じで、論文に纏めて、日本の教会に貢献したいと思いました。じゃあ論文はどこで 学んでくのか?ということを、考えたら、あとは、博士課程しかない。 早速調べて、いろいろな資料を集めて、修士を頂いた学校からも、書類を送ってもらっ で、やっと京都にある同志社大学の博士課程の入学試験を受ける資格がありま すというお手紙が届きました。それが丁度誕生日だったので、神さまはおめでとうということを、この手紙を通して、与えて下さったと思いました。 来年の2月に試験がありますが、どうなるかは神さまにお任せしたいと思います。神さまがしてくださったことが、教会の歴史になります。押さまがして下さったこと、は 私たちの歴史になります。それを調べていくことを通して、神さまは本当に真実なお方だ!神さまがどれほど素晴らしいお方であるか!ということが分かってきます。

なぜそこまで聖書を調べるのですか?それは、神さまがおっしゃっておられる聖書の言葉は、本当だからです。本当だから、真実だから、だから、神さまのこと、神さまがおっしゃっていることを、もっと知りたくなります。知れば知る ほど、神さまが、どれほど素晴らしいお方で、どれほど真実であるかが、 分かる ようになってくるからです。

教会に来る、礼拝に来て、神さまの言葉を聞くことを通して、学んで、調べる ことをして、神さまがおっしゃっておられることが、真実だということが分かります。そのとおりだということが分かります。だから、だから聖書を学ぶんで すね。聖書の言葉に触れて、聖書の言葉は本当だということを、知れば知るほど、 神さまは、本当に神さまだ!イエスさまは、本当に神さまだ!ということが分かってきます。続けて学びましょう。折りましょう。

 

 

子ども祝福式のご案内

 11月16日の礼拝の中で子ども祝福式を行います。

 お子さんや、お孫さんの出席も大歓迎です。

 お待ちしています。すべての子ども達に神さまの大きな祝福

 がありますように。(聖日礼拝 10:15~)

教会学校だより 10月